令和7年度スマートモノづくりサークル活動 実施報告について

活動の目的

 人手不足に伴う生産活動の課題解決に意欲のある県内企業を対象に、活動参加者間及び先進企業とのディスカッション、並びに先進企業視察を通じて、自社の生産性向上に向けた具体的な気づきを得ることを目的とする。

 

活動参加者

・参加企業:

県内企業4社(板金加工業者、プラスチック製品製造業者、電装品製造業、機械加工業者)

・メンター:

武州工業株式会社 相談役 林 英夫 様

髙丸工業株式会社 代表取締役 髙丸 正 様

・ファシリテーター: 三戸 博樹 広域専門調査員

・事務局: 21あおもり産業総合支援センター

 

活動内容

①オリエンテーション

日時:7月29日(水)13:00~14:00

場所:21あおもり産業総合支援センター 大会議室

内容:・事務局から本サークル活動の目的、全体の流れ、運営方法、注意事項について説明を実施。

・活動参加者間の自己紹介を行い、サークル活動を始めるための認識合わせを実施。

②ソリューション座談会(全4回)

○第1回ソリューション座談会

日時:7月29日(水)14:15~16:00

場所:21あおもり産業総合支援センター 大会議室(青森市)

内容:・参加企業の困り事について、困り事の洗い出し及び深掘りを実施。

・参加者同士で困り事解決に向けた議論を実施。

○第2回ソリューション座談会

日時:8月27日(水)13:00~16:00

場所:21あおもり産業総合支援センター 大会議室(青森市)

内容:・第1回座談会を経て、困り事に対するありたい姿(ゴール)の設定、解決に向けた段階的な目標を各社で設定。

・ありたい姿の確認や段階的な目標について内容を整理。

・参加者同士で困り事解決に向けた議論を実施。

○第3回ソリューション座談会

日時:9月24日(水)14:00~17:00

場所:活動参加企業 事業所(十和田市)

内容:・第2回座談会を経て、自社の困り事に対するありたい姿(ゴール)、解決に向けた段階的な目標について、内容の見直しを各社で実施。

・武州工業(株) 林メンターが参加。組織づくり・IoT・DX・現場カイゼンの視点及び会社の価値づくりについてアドバイスを実施。

・座談会会場となった企業の工場を視察し、困り事の状況を現地で確認の上、メンターから実践的な助言をいただいた。

○第4回ソリューション座談会

日時:10月29日(水)13:30~17:00

場所:活動参加企業 事業所(青森市)

内容:・第3回座談会を経て、自社の困り事に対するありたい姿(ゴール)、解決に向けた段階的な目標について、内容の見直しを各社で実施。

・髙丸工業(株) 髙丸メンターが参加。組織づくり・ロボット活用の視点でのアドバイスを実施。

・座談会会場となった企業の工場を視察し、困り事の状況を現地で確認の上、メンターから実践的な助言をいただいた。

③先進企業視察

○武州工業(株)(第3回座談会メンター)

日時:11月10日(月)9:00~11:00

場所:先進企業工場(東京都)

内容:・武州工業(株)の工場を訪問。

・IoT・DX・現場カイゼンのノウハウの他、会社の価値づくりについて学ぶとともに、各社が抱えている困り事に係る質問に対して質疑応答を実施。

・工場を視察し、先進企業の実態を確認。

○髙丸工業(株)(第4回座談会メンター)

日時:11月11日(火)9:30~12:00

場所:先進企業工場(兵庫県)

内容:・髙丸工業(株)の工場を訪問。

・組織づくり・ロボット活用のノウハウについて学ぶとともに、各社が抱えている困り事に係る質問に対して質疑応答を実施。

・工場を視察し、先進企業の実態を確認。

・参加企業の治具を活用したロボット溶接の様子を確認。

④成果報告会

日時:2月25日(水)13:15~16:30

場所:21あおもり産業総合支援センター 大会議室(青森市)

内容:・参加企業による活動の成果報告を行うとともに、各社が直面した課題解決のプロセスやノウハウを共有し、「ありたい姿」の実現に向けて自律的かつ継続的な取組みを促進することを目指して実施した。

 

活動参加者のコメント

○1社目

活動で得られたこと

「現状を詳細に分析しデータ化したことで、これまで経験や感覚に頼っていた現場状況を客観的かつ正確に評価する機会を得られました。その結果、事実に基づいた明確な改善の方向性を定めることが可能となりました。収集したデータを活用して効率的に問題点を洗い出し、データ駆動型の改善サイクルを回すための強固な基盤が構築できたと考えています。」

・カイゼン内容

「新規導入したファイバーレーザー複合機の稼働率向上に向け、対象製品の選定からCAM移行、専属オペレーターの配置、指導スケジュールの最適化、運用データの分析まで一貫した施策を講じました。この結果、立ち上げから安定運用へのスムーズな移行を実現し、稼働率を0%から70%へと飛躍的に向上させることができました。」

 

○2社目

・活動で得られたこと

「サークル活動参加に向け、改めて困り事を抽出することにより段階的(STEP毎)に活動計画を作成し、取り組むことができました。最初から100点を目指すことでは、ハードルが高く感じられ活動自体を躊躇する可能性がありますが、段階的に計画を立てて取り組むことで目標達成に向けた活動が出来たと感じます。」

・カイゼン内容

「測定工程のデジタル化と見直しにより、部品・製品の測定時間を月間9,354分短縮し、大幅な生産性向上を実現しました。また、月1回の5Sパトロール結果を掲示して周知を徹底したことで、前月と同様の指摘事項を「0件」にするなど、現場の意識改革と環境維持の両面で成果を上げました。」

 

○3社目

・活動で得られたこと

「作業内容の精査やレイアウト改善を通じ、動線と負荷バランスが可視化されたことで、ムダや滞留の要因を的確に把握できるようになりました。また、職場づくりにおけるコミュニケーションの重要性を再認識し、周囲との連携不足という課題に対しても組織的に向き合うきっかけを得ることができました。」

・カイゼン内容

「工程配置の見直しと整理整頓により、安全かつ効率的な作業環境を整備しました。この活動を通じ、現場内で情報の見える化や意見交換が活発になり、改善意識が他部署へも波及し始めています。一部の取り組みが「仕組み」として定着し、現場全体で連携して改善に挑む風土が醸成されつつあります。」

 

○4社目

・活動で得られたこと

「通常業務とは違った視点、時間軸で物事を見つめ直す機会となりました。特に、賃加工依存からの脱却に向けた独自の営業力強化と、バックオフィスのデータ連携推進に注力したことで、当社のビジョンである「3K(かっこいい、高所得な、加工屋)」実現に向けた、データ駆動型の事業構想を明確にすることができました。」

・カイゼン内容

「売上管理のみに使用していた既存の伝票ソフトの用途・機能を拡張し、見積・受注・発注入力まで一貫して活用する運用へ変更しました。当初は不慣れによる一時的な効率低下もありましたが、1週間程度で習熟し、受注から納入までの二重入力が解消されました。1伝票あたり約3分の工数削減となり、今後は、月数100件に及ぶ伝票入力業務の劇的な効率化が見込まれます。」

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