アスパラガス

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アスパラガス




学名


Asparagus officinalis var.altilis


青森県での生産量等


青森県での収穫量 678トン(出典:農林水産省 平成22年産野菜生産出荷統計)


栄養成分
(出典:日本食品標準成分表2020年版 (八訂))


可食部100g当たり(生) 
エネルギー 22Kcal、水分 92.6g、たんぱく質 2.6g、脂質 0.2g、炭水化物 3.9g、灰分 0.7g


特性


 アスパラガスはユリ科の多年草。南ヨーロッパからウクライナが原産地で、古代ギリシャ時代から栽培され、日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられた。主に鑑賞用だったが、大正時代に北海道で食用としての栽培がはじまった。ホワイトアスパラガスやグリーンアスパラのほか、近年では、紫色の品種や生食できる品種もある。
 青森県での主産地は、鰺ヶ沢町、藤崎町、つがる市で、津軽地方が主流となっている。
 アスパラガスにはビタミン、ミネラル等の栄養素が豊富に含まれており、アミノ酸(アスパラギン酸など)、グルタチオン、タンパク質が野菜の中では多いのが特徴。また、フラボノイドの一種であるルチンが豊富に含まれており、血行促進、高血圧、動脈硬化、血管強化、抗酸化に効果がある。
 その他にも、抗酸化活性を有するフェノールカルボン酸類、がん細胞の増殖抑制作用や強心作用があるとされるサポニンが含まれており、発癌のプロモーション抑制作用、血圧上昇抑制作用についての研究成果も発表されている。


主な機能


血行促進、抗高血圧、抗動脈硬化、血管強化、抗酸化作用、がん細胞増殖抑制作用、強心作用、コレステロール抑制


機能性成分 アスパラギン酸

 

 アスパラギン酸は、アミノ酸※の一つで、疲労回復や抵抗力を高める作用が期待され、栄養ドリンクの有効成分などにも用いられている。


グルタチオン

 

 グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸※からなるトリペプチド※で、レバーや赤貝などに多く含まれるが、野菜の中では、アスパラガスやほうれん草に多く含まれ、抗酸化作用を有する。

※ 五大栄養素の1つであるタンパク質は、筋肉・内臓・皮膚・爪・毛髪など人の体のいろいろな部分を作るのに欠かせない栄養素であるが、多数連結したアミノ酸からできている。ペプチドは、2つ以上10程度のアミノ酸がつながって出来た化合物の総称で、アミノ酸は筋肉、神経、免疫、代謝など人体の構造や機能に深く関わっている。


ルチン

 

 ルチンはフラボノイド※の一種で、ビタミンPとも呼ばれる。アスパラガスの穂先に多く含まれており、ビタミンCの吸収を助け、酸化から守る働きがある。
 血圧の降下作用もあることから心臓病や動脈硬化、高血圧など生活習慣病の予防に役立つ。また血管を強化し、血行を良くする働きもあるので、冷え症や肩こりなどにも効能があるといわれている。

※ フラボノイドは、多くの植物に含まれる色素成分の総称で、ポリフェノールの一種。


利活用、応用の方法、用途など

 

 生食のほか、サラダ、てんぷら、フライ、ソテー、焼きびたしなどに調理される。ビタミンの損失を少なくするためには、茹でるより焼いた方が効果的である。
 サプリメントや健康食品、調製残渣の粉末を使った餅菓子、洋菓子、麺類等にも加工されている。


研究機関

国立大学法人弘前大学 弘前大学研究・イノベーション推進機構
青森県弘前市文京町3
TEL:0172-39-3176