有限会社ゆめりんご

リンゴの持ち味をぎゅっと凝縮したジュースは積み重ねた農法の実績と結果 「安全安心な果樹」という付加価値を農園ブランドの要に



 弘前市のアップルロード沿い、岩木山を真正面に臨むなだらかな斜面に、有限会社ゆめりんごが運営する体験型観光農園『津軽ゆめりんごファーム』が広がっています。15種類のりんごを始め、さくらんぼ、ブルーベリー、桃、プルーンなどが整然と植えられ、降り注ぐ日差しと、吹き抜ける風が心地よいこの畑は、各シーズン、お目当ての果実の収穫体験に訪れるお客様でにぎわいます。
 この農園の代表である平井秀樹さんは、20年以上前にりんごの無農薬栽培に関心を抱き、山中に手に入れた農地で試験栽培と研究に取り組んできました。平成14年にはエコファーマーの認定を受け、その後、青森県特別栽培農産物認証も取得し、安心安全なりんごづくりの先駆けとして首都圏のスーパーなどで信頼を得ていました。

 「しかし、そうした取り組みを一般の取引先や消費者の方々にきちんと理解していただけるような情報発信や、販売ルートの拡大ができていませんでし

た。そこで、農園のお土産の目玉となるようなりんごの加工品、他にはない独自の商品を開発して販売し、農園を広く認知してもらうきっかけにしようと考えたのです。」

 気軽に購入できる魅力的な商品を通じて、まずは農園の存在を知ってもらうこと。その上で、『津軽ゆめりんごファーム』の取り組みを理解してもらい、安心安全な果樹栽培の農園としてブランド化していくこと。その構想を実現すべく、平井さんは商品の開発を軸に、『元気チャレンジ』に応募しました。しかし、「プレゼンの途中で説明を中断させられるほど(苦笑)、事業計画の詰めも、私の説明も足りなかったようです。」
 一度不採択を経験したことが、事業について一から学び直すきっかけになり、様々な勉強会などに参加しながら、目標を明確に立て直し、再挑戦。「今度は見事、平成21年下期に採択されました。そこからは事業の目標に掲げた、りんごジュースやジャムのブラッシュアップに取り組み、さらに新たな生ジュースの開発にも成功したことで商品のラインナップも増えました。」
 自社農園のりんご本来の味を十分に引き出し、ジュースの元になったりんごも味わってみたいと思わせる加工品は、いま、農園ブランドのPRに大いに貢献しています。さらに、加工品の商品パッケージはもちろん、りんご梱包用の段ボールまでオリジナルデザインに一新し、消費者の印象に残る工夫もしました。
 園内には、「多くの人が通年で集える場所に」という平井さんの願いを込めた、農園のシンボルとなるショップと、調理や手工芸の体験学習のための実験室を備えた工房があり、その裏手の高台にはぽっかりと空地が…。
「いずれ、ここで、地産地消の食事を楽しんでいただける農園レストランを開けたら。」さらなる展開も思案中の平井さんです。

 

  • ■平井 秀樹(ひらい・ひでき)代表取締役
  • 企業プロフィール

  • ■社名 農業生産法人 有限会社ゆめりんご
  • ■代表者 平井 秀樹
  • ■設立年月日 平成15年
  • ■所在地 弘前市悪戸字芦野156-1
  • ■電話  0172-87-6089
  • ■企業URL  yumeringo.net
  • ■従業員数 18名
  • ■資本金 300万円
  • ■採択年度 平成21年下期
  • ■助成期間 平成21年〜22年
  • ■事業内容 体験交流農園事業を主軸とした「ゆめりんご」事業全体のブランド化の推進
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  • ★事業紹介URL  http://www.foret-hirosaki.jp/1065
 

 

インタビュー動画

 

掲載内容は取材時のものです

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